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真矢 The End of the Dream「降臨」 真矢ドラムセット 真矢リハーサル
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日本を代表するロック・ドラマーのひとり、真矢。LUNA SEAとしての活動はもちろんのこと、大黒摩季や吉川晃司といったトップ・アーティストのライブやレコーディングにも数多く参加し、そのパワフルかつ正確無比なプレイは多くのファンを魅了し続けています。そんな真矢氏のライブ・モニター・ミックスを支えているのがPreSonusのStudioLive。アナログ卓のパワー感とデジタル卓の分離感を兼ね備えた理想のモニター音を求めて、ようやく辿り着いたのがStudioLiveであると語る、真矢氏とドラム・テックの藤井氏にモニター音へのこだわりとStudioLiveの魅力を独占インタビュー。

    

地元のいくつかのバンドが統合してLUNA SEAが誕生

—— 真矢さんがドラムを叩き始めたのはいつ頃ですか
真矢氏:子どもの頃から和太鼓をやっていたんですよ。親の影響で、能の鼓からやり始めたんです。また、6歳位からは、地元の祭囃子もやったりして..。だから打楽器はずっと好きだったんですよね。ただ、小学生の時も中学生の時も音楽にはまったく興味がなかった(笑)。みんなと遊んだり、単に目立つことが好きなミーハーな子供だったんですけど、高校の時に隣のクラスにSUGIZOがいたんですよ。それでSUGIZOに誘われてドラムを始めた感じですね。文化祭とかで目立つし、いいかなと(笑)。でもいざ始めてみたら最初から思ったように叩くことができて、結構楽しかったんですよ。それでバンド活動を始めたんです。僕らの周りはドラマーが少なかったので、いつの間にかいろんなバンドを掛け持ちするようになっていたんです(笑)。

The End of the Dream「降臨」でのドラムセット

 高校を卒業する時には、もうドラムでやっていきたいと思っていて、地元のいくつかのバンドが統合する形でLUNA SEAを結成(INORANやJは学年が一つ下なんで彼らが卒業したタイミングで)したんです。そこから2、3年でメジャー・デビューですから、あまり苦労せずにトントン拍子でプロになった感じですね。

良い演奏をするには良いモニター音が重要

—— コンサートSRの現場を取材していて感じるのがドラマーの方のモニター音へのこだわりです。最近はデジタル伝送のパーソナル・ミキサーが普及し始めていますが、ドラマーの方だけは未だにアナログのコンパクトなミキサーを使用していたり..。モニター音には相当こだわっていると伺いましたが
真矢氏:そうですね。自分が叩きやすいモニター音というのがあって、これまでたくさんのミキサーやイヤフォンを取っ替え引っ替えして、試行錯誤してきました。自分が一番こだわっているのは、楽器の分離感。分離感が悪いと、他のメンバーがどういった演奏をしているのか分からないので、自分の演奏もイマイチ乗れなくなるんです。かといって、デジタル・ミキサーだと音が細くなってしまうので、それはそれでやりにくい。良い演奏をする上で、モニター音って本当に重要なんですよ。

ドラえもんが見守るシステムの全容

 特に自分がこだわっているのがミキサー。これまで一番長く使っていたのはアナログ・ミキサーなんです。やはりアナログって音質が音楽的というか、ロックにも合っていて良い演奏ができるんですが、楽器の分離感が良くないところは常に不満に思っていました。分離感がよくないと、楽器が何を演奏しているかわかりにくいですからね。だから楽曲毎にフェーダーを細かく操作して、モニターしやすいバランスを見つけていったんです。逆にデジタル・ミキサーだと楽曲毎にシーンがメモリができてライブでも便利なんですが、デジタルチックな音というか、細いというか、音がどうもダメだったんですよ。

 デジタル・ミキサーの音質の壁だけはどうしても解決できなくて、シーン用にデジタル・ミキサーを使用してドラムのモニター用にアナログ・ミキサーを使用して、2台並べて使用していた時期もありましたよ。それが1台で解消されたのがStudioLiveなんです!

叩きやすいクリック音に巡り会うまでにかなりの時間を有した

藤井氏:大きなコンサート会場ですとラックでドラム・セットを組むんですが、毎回同じ様にセットするためにメモリ・クランプを使用しているんです。でも、既製のメモリ・クランプには数ミリのあそびがあるんですよね。真矢さんは、そのあそびによる微妙な位置のズレにもすぐに気が付く..。だから最初の頃はLUNA SEA伝統のバミリ方を受け継いで慎重に組んでいても、いつもダメ出しされていたんです(笑)。こう見えて、真矢さんはもの凄く繊細な人なんです。

真矢氏:こう見えて言うな(笑)。これはドラムを始めた頃からなんですけど、太鼓の位置が少しでもズレてるとダメなんですよ。だからモニターに関してもシビアで、クリック音にもかなりこだわってきました。自分が叩きやすいクリック音に巡り会うまで、かなりの時間がかかりましたね。

—— クリック音はどんな音色ですか
真矢氏:リムショットとハット系が混ざったようなリリースの短い音ですね。15年位一緒にやっているマニピュレーターの方が作ってくれたクリック音で、もうずっとこの音に落ち着いています。一般的にクリックに使われるカウベルの音って余韻が長いので、始めに合わせれば良いか終わりに合わせれば良いか迷うんですよね。

自分が探していたミキサーだとStudioLiveの音を聴いて思った

—— StudioLiveをモニター用のパーソナル・ミキサーとして使い始めたきっかけは
真矢氏:長年良いミキサーはないかずっと探していたんですよ。アナログ卓のようなパワー感がありながら、音の分離が良くて、シーンをメモリできるものはないかなと。そしてある時、知り合いのモニター・エンジニアさんからPreSonusのStudioLiveを紹介してもらったんです。それで調べてみたら、iPadやiPhoneを使ってリモート・コントロールもできることを知ったんです。音質よりも、おっ、これはカッコいいなと(笑)。

藤井氏と綿密なサウンド・チェックをする真矢氏

 早速、Studio Live 16.0.2を購入してレコーディング合宿で使ってみたんです。そうしたら、アナログ卓より良かったんです。全部の音が近くて分離が良い。遠い音が一つもないんです。何だこれ、デジタル卓なのにアナログ卓みたいな音がするぞと..。大げさではなく、アナログ卓よりもさらにパワー感がある音で、すぐに気に入ってしまいました。そして、StudioLiveに内蔵されたEQも良くできているんですよ。音の分離が良いので自分が探しているポイントというか、おいしいポイントがすぐに見つかるというか..。これが自分が長年探していたミキサーなんだと実感しましたね。

 でも一点、気になっていたことがあって、StudioLiveってモーター・フェーダーではないじゃないですか。だからシーンを切り替えたときにフェーダーの位置が分かりにくいかなと思っていたんですが、実際に使ってみたら音の分離が凄く良いので、シーンを保存する必要がなくなってしまったんです(笑)。シーンをメモリできるデジタル・ミキサーを探していたのに、結局その機能は不要になったという..。StudioLiveは本当に音の分離が良いので、楽曲毎にバランスを切り替える必要がないんです。つまりフェーダー値は固定のままなんです。この音には自分でも驚きましたね。

StudioLive AIシリーズの詳細

DTMスタート・パッケージAudioBox iTwo STUDIOの詳細

StudioLive 16.0.2

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